細胞質型高発現ベクターの開発・受託

遺伝子治療、ワクチン、生命科学研究において、遺伝子導入技術は必要不可欠です。
​センダイウイルス(SeV)ベクターは、様々な細胞に高効率に感染可能で、遺伝子治療やワクチンを目的としてヒトに投与された実績があるベクターです。細胞質で複製するため、染色体に取り込まれること無く、高発現するという特徴を有しています。

当社では、SeVベクターの再構成効率を劇的に向上させ、簡便にSeVベクターが得られるシステムの開発に成功しました。

従来技術と比較して1000倍以上の再構成効率向上を達成しました(図1)。この再構成開始3日目の培養上清を標的細胞に感染させ、高力価のベクター上清が得られていることを確認しました(図2)。また、温度制御を用いてSeVベクターを除くことができる温度感受性SeVベクターの開発にも成功しました(図3)。

当社ではSeVベクターの受託製造を行っています。詳細につきましては、問い合わせフォームよりお問い合わせください。

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当社が提供するSeVベクターの特徴​

1.各種細胞に感染可能で、遺伝子を高発現できます。

MOI=10で各種細胞株にGFPを発現するレンチウイルス(LV)とセンダイウイルス(SeV)を3日間感染させました。すべての細胞株でSeVベクターの方がGFPを高発現しました。

2.ウイルスならびに導入遺伝子の断片が宿主のゲノムに挿入されません。

SeVは感染後、細胞質でそのままゲノムの複製やmRNAの転写を行うため、ウイルス遺伝子ならびに導入遺伝子の断片が宿主のゲノムに挿入し残存する危険性がありません。

3.二次感染を生じない非伝播型のSeVベクター

細胞感染に必要なF遺伝子は生産細胞から供給され、SeVゲノムから欠失しています。そのため、最初に感染した細胞以外には二次感染しません。